屋形船で充足感を味わうよろこび

屋形船と聞くと、懐石料理屋などちょっとお高いイメージがありました。しかし数年前に、主人の会社のレクリエーションで屋形船でもんじゃ焼きを食べたんです。子供連れのファミリーが多くて、屋形船だけでなく、もんじゃ焼きも初体験だった我が子は大喜びでした。東京湾に浮かぶ屋形船を見るたびに、またあの船に乗ってもんじゃたべたいな、といつも言っています。ありきたりでない、こんなレクリエーションもいいですよね。わたしもまた乗りたいです。 屋形船と言えば,船上でおいしい料理を食べることができるという,現代を生きる者にとってはこのうえなく贅沢な響きをもつ言葉である。
 とはいえ,その歴史をたどってみると,そもそも屋形船は身近なものであった。例えば,広島牡蠣は江戸後期に牡蠣船という屋形船で消費者に届けられていた。その数は広島湾内で百以上の牡蠣船隻数を誇る。消費地・大阪の人たちはその牡蠣船に足しげく通っていたのだろう。また,瀬戸内にはつい最近まで家船という屋形船が存在していた。瀬戸内の魚を追い求めて夫婦で船上生活を送り,こどもたちは故郷の島で自前で教育されていたという。夫婦が帰省するのは年に二度ほど。それでも子供たちが寂しさを募らせることはない。同じ境遇の仲間と共に育ち鍛えられているからだ。
 現代社会にはない瀬戸内・屋形船で暮らす人たちの逞しさや温かさを私たちはどのように受け止めたらいいのだろうか。

屋形船は、日本の風景から絶対に消えて欲しくない歴史と風情の代表的な光景です。小さな旅路の中で、酒を酌み交わしたり、歌を歌ったり、それはたまに許された庶民の愉しみの方便なのです。わいわいがやがやでも良いし、外を見ながらのんびりゆっくりでも、それは、何をしても満たされた思いになれるのです。たまには、せわしなく忙殺されながちな日常を離れて、日本に生まれてよかったと実感できる時間を取り戻してみるのも良いのではないでしょうか。先日、知人に誘われて生まれて初めて屋形船に乗りました。初めて乗った屋形船はとても新鮮で、楽しい思い出になりました。屋形船にそれまで乗ったことがなかったので、あまりイメージがわかなかったのですが、船の中はとても楽しく、美味しい料理を食べながら会話が弾み、また乗りたいなと思うものでした。その日は僕たち以外にも家族連れで楽しんでいる方々や、会社の同僚、友達同士で楽しんでいる人たちもたくさん乗っており、とてもいい雰囲気に包まれていました。

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